捜査一課 殺人犯捜査係の面々
九重聡美は、一人で事件を追っているわけではない。
机を並べている同僚、現場で支える鑑識、全体を束ねる上司たち──それぞれの視点が、ひとつの真実に向かっていく。
このページでは、九重が所属する「埼玉県警察本部 捜査一課 殺人犯捜査係」の主要メンバーを紹介します。
物語の進行に応じて、登場人物は追加・変更される場合があります。
班構成と簡単な相関
九重聡美は、殺人犯捜査係の一班に所属しています。
一班は、班長・九重・相棒刑事・若手刑事を中心に、他班や鑑識課とも連携しながら捜査にあたります。
[捜査一課 殺人犯捜査係 一班]
課長
└─ 班長(係長格)
├─ 九重 聡美(警部補・主人公)
├─ 佐野 隆司(警部補・相棒)
└─ 新人刑事 ほか
+ 鑑識課(連携)
+ 他班(応援・合同捜査)
ここに挙げる人物は、今後の事件ファイルや短編でも繰り返し登場する予定です。
捜査一課 一班メンバー
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九重 聡美(ここのえ さとみ) 警部補主人公埼玉県警察本部 捜査一課 殺人犯捜査係所属。30代前半。冷静沈着で「鉄仮面」と呼ばれるが、被害者や遺族には人一倍寄り添う。
かつての未解決事件が、彼女の価値観と捜査スタイルを決定づけている。CASE01・CASE02 では、少数派の証言や“違和感”を頼りに真相へ迫る。 -
佐野 隆司(さの たかし) 警部補相棒九重の相棒的ポジションにいる中堅刑事。30代後半。人懐っこい性格で、事情聴取や聞き込みでは場を和ませるムードメーカー。
一方で、組織の空気もよく読むタイプであり、九重が「面倒な方向」に動こうとすると、最初に頭を抱えることが多い。
CASE01・02でも、九重の“少数派を信じる”姿勢にツッコミを入れつつ、最終的には隣に立っている。 -
宮内 真一(みやうち しんいち) 警部一班班長一班をまとめる班長(係長格)。40代半ば。温厚そうな見た目だが、締めるところは締める現場叩き上げ。
上層部と現場の板挟みになることが多く、九重の“こだわり”に頭を抱えながらも、その捜査能力には一目置いている。
「結果を出せば文句は言われない」を信条に、ギリギリのところで部下の行動を容認するスタイル。 -
片桐 俊哉(かたぎり としや) 警視捜査一課長捜査一課全体を統括する課長。50代前半。組織人としてのバランス感覚に優れ、記者会見や本部長への報告など「外向き」の仕事も多い。
捜査方針においては慎重派で、証拠の弱い証言や直感だけで動くことを嫌う一方、九重の“変な勘”が当たることも知っている。
内心では「扱いにくいが手放せない駒」として、九重班を評価している。 -
真壁 悠人(まかべ ゆうと) 巡査部長若手一班所属の若手刑事。20代後半。書類仕事と情報整理が得意で、データベース検索や防犯カメラ映像の解析など“裏方”に回ることが多い。
九重に対しては半分憧れ、半分恐れを抱いており、「自分もいつかあのレベルに……」と思いつつ、その視線の鋭さにビクついている。
現場経験が少ないため、今後の事件ファイルで成長させていきやすいキャラクター枠。 -
白鳥 未来(しらとり みらい) 警部補他班刑事捜査一課内の別班に所属する女性刑事。30代前半。九重とは警察学校時代からの同期で、互いを気軽に名前で呼び合う仲。
性格は明るく社交的で、情報収集や根回しが得意。聞き込みや広報対応では、九重とは違った意味で強力な戦力となる。
価値観の違いから意見がぶつかる場面もあるが、根底には揺るぎない信頼関係があり、合同捜査では息の合った連携を見せる。
鑑識課・その他メンバー
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小野寺 亮介(おのでら りょうすけ) 鑑識現場担当
鑑識課所属の現場担当。30代半ば。無精ひげに白手袋という、いかにも“職人肌”の鑑識。
言葉数は少ないが、現場保存と物件採取に関しては一切妥協しない。
九重とは、無言のまま現場を歩き回ることが多いが、肝心なところで「さっき言ってた“違和感”、これのことだろ?」とさりげなく証拠を差し出してくる。 -
事務官・情報担当(仮) デスクワーク
捜査一課フロアには、制服警察官や事務官も常駐しており、データ入力や資料整理、被疑者・被害者リストの管理などを担っています。
具体的な個人名は、物語の進行に合わせて追加予定です。